忘れずに確定申告をしよう

確定申告は、毎年1月1日から12月31日までの所得を計算して、申告する手続きです。
会社に勤めていないフリーランスエンジニアは、自分で、確定申告を行う必要があります。

確定申告には2つの申告方法があり、その一つである白色申告は単式簿記で提出書類も収支内訳書だけと簡単にできるのが特徴です。
ただし、特別控除がなく、赤字を翌年に繰り越せません。
配偶者や15歳以上の親族が働いている場合でも、支払う給与を経費に繰り入れることができません。

一方、多少手間はかかっても無駄なく節税したいのであれば青色申告がおすすめです。
原則、複式簿記で貸借対照表と損益計算書を提出する必要があります。
しかし特別控除を受けることができ、赤字の翌年への繰り越しは3年間可能です。
配偶者や15歳以上の親族に支払う給与を経費に繰り入れられます。
青色申告には、赤字の繰り越しができるなどメリットがたくさんあるのでおすすめです。
会計ソフトも普及しているので、簿記や会計の専門的な知識がなくても申告ができるようになっています。

フリーランスが節税するためには、経費として計上できるものはすべて計上することが大切です。
事務用品、事業に関係した書籍などの購入代、カフェで会議をした時の飲食代、仕事のために使った交通費などを計上できます。確定申告では、収入からこれらの経費を引いたものを事業所得として申告します。
嘘はいけませんが、仕事のために使ったお金はちゃんと計上しましょう。

また、確定申告には、38万円の基礎控除の他に、配偶者控除や扶養控除、医療費控除などの控除があります。
これらは、所得控除と呼ばれます。
該当するものをすべてチェックして、申請することで節税に繋がります。